エニアグラム 神経伝達物質について
エニアグラムでは、すべての人間は9つのタイプに分けられるという考えに基づいています。
エニアグラムは医学・科学的な側面で言うと三大神経伝達物質「セロトニン」「ノルエピネフリン」「ドーパミン」の活性の高低によって決定しています。
さらにタイプは人間の個性、行動、価値観、生き方に大きな関係があることがEric S.Schlze,MD , Ph.D , Tina Thomas , RN , DCSW らによって科学的に解明されています。
エニアグラム・インスティテュート(米)は、エニアグラムの9つのタイプ・気質・価値観は生物学的、または遺伝学的に証明できるとし、エニアグラムによって定義された9つの人格特性は「セロトニン」「ノルエピネフリン」「ドーパミン」という3つの神経伝達物質の、活動の高低に相関関係があることをHP上で研究結果として発表しています。
各神経伝達物質ごとの、活動の高低によって各タイプをグループとして分類しています。
タイプ セロトニン ノルエピネフリン ドーパミン
Type8 Low Low High
Type9 High Low Low
Type1 Neutral Low Neutral
Type2 High Neutral Neutral
Type3 Neutral Neutral High
Type4 Low Neutral Low
Type5 Neutral High Low
Type6 Low High Neutral
Type7 High High High
ガッツセンター(本能)=Type8.9.1
ハートセンター(心) =Type2.3.1
ヘッドセンター(思考)=Type5.6.7
(出典:Enneagram Institute)
ノルエピネフリンの高低でガッツセンター・ハートセンター・ヘッドセンターの大きく3つに分けられています。
【セロトニンとは】
人間の精神面に大きな影響を与え、精神の安定や安らぎをもたらしてくれる物質です。
「幸せホルモン」とも呼ばれます。
セロトンニンの約90%は小腸に存在しており、約2%ほどが、脳内の中枢神経に存在しています。
【ノルエピネフリンとは】
激しい感情や人体がストレスを感じた時に、交感神経の情報伝達物質として放出される物質です。神経を興奮させる神経伝達物質で「やる気」や「意識」を高める反面、「不安」「恐怖」「緊張」といった感情・精神状態とも深い関係があります。
「怒りのホルモン」ともいわれ、また、ストレスホルモンの一種でもあります。
【ドーパミンとは】
快感・やる気・学習能力、運動機能や記憶力といった働きを司る『報酬系』と言われる神経伝達物質です。
アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆系でもあります。
運動調達、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わると言われています。