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葬儀屋さん日記4#葬祭ディレクターとは

 

葬儀屋さんにも資格があるって知っていましたか?

 

資格といってもこれを持っていなければ葬儀屋ができないわけでもないのですが、

葬祭業界に働く人に必要な知識と技能のレベルを示す称号になります。

 

その資格とは「葬祭ディレクター」というもの。

 

かくいう私も「葬祭ディレクター1級」持っています。

 

全国的には葬儀業従事者約83,000人に対して、

1級、2級葬祭ディレクターの累計は約31,959人。(平成28年までの調べ)

葬祭業界において39%が有する資格になります。

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今回は葬祭ディレクターのお話

1.葬祭ディレクターとは

2.受験資格はあるの

3.試験の内容は

4.合格率は

 

 

1、葬祭ディレクターとは?

以下、葬祭ディレクター技能試験協会HPより

 

“〔厚生労働省認定〕 葬祭ディレクター技能審査

 

 葬祭ディレクター技能審査制度は、葬祭業に従事する人々の知識・技能の向上を図り、併せて社会的地位向上を図ることを目的として、平成8年3月に厚生労働省(当時、労働省)より技能審査として認定を受けた制度です。試験は、厚生労働省に届け出た規程に基づき、葬祭ディレクター技能審査協会(平成7年設立、以下、本協会)が実施しており、葬祭ディレクター(1級、2級)の認定は試験結果に基づき本協会が行っています。“

 

とあります。

葬儀の仕事をする人にとっては義務ではありませんが、

お客様の様々なニーズに対応するため、

お客様からは目で見てわかる安心材料になります。

 

 

 

2、受験資格はあるの?

 

受験資格があり、

 

2級は 葬祭実務経験2年以上

1級については 葬祭実務経験5年以上

(2級合格後ならそこから2年以上の実務経験)

が必要です。

 

私が勤めている会社では入社後5年以上たつと、

1級葬祭ディレクター試験を受けることになっています。

 

ちなみに、今は葬祭教育機関なるもの、

つまりは葬儀の専門学校なんていうのもあるらしく、時代を感じますよね。

 

その専門学校のカリキュラムの期間を葬祭実務経験に算入することができます

 

私の勤めている会社でも数年前に初めて 葬儀の専門学校卒業生で

葬祭ディレクター2級を有する人が入社し社内で話題になりました。

 

これまでは入社して初めて葬儀を学ぶということが普通。

はじめから資格を持っているということは初めてのケースで

入社前は少し構えてしまっていましたが、

いざ入社してみるととてもかわいらしいお嬢さんで驚きました。

 

昔はいかついおじさんが葬儀担当、というイメージではありましたが、

今ではすっかり女性担当者が増え女性がいることが当たり前になってきました。

 

専門学校・大学卒業後の若いお嬢さんが葬儀屋を選ぶというのが

そんなに珍しくない時代になってきました。

 

昔より葬儀に関してオープンになってきているということからも

時代の変化を感じています。

 

 

 

3、試験の内容は?

さて、葬祭ディレクターの話に戻りますが、

受験には実務経験が必要というところまでは説明しましたが、

では実際にはどんな試験なのか。

 

試験は1年に一度のみ。

毎年9月に行われます。

 

試験の内容は

学科

幕張

接遇

司会

実技筆記

からなります。

学科だけでなく、実技も含まれるんですね。

 

特に、幕張や司会というのが葬儀らしいww

今はだいぶ少なくなりましたが、

以前は自宅葬(自宅で葬儀を行うこと)で自宅に立派な幕飾りを行っていました。

たった1枚の幕ですごくいろいろなバリエーションの飾りができるので

先輩の技術を見て驚いたものです。

 

今は自宅葬でもシンプルな形がほとんど。

家族葬だから自宅でという方ばかりなので、

豪華な飾りをした自宅葬なんてほぼ目にしなくなりました。

 

普段はそんなに派手な幕張なんてしませんが、

試験前は必死に幕張を練習したものです。

 

 

 

4.合格率は?

 

葬祭ディレクター試験の合格基準は70点以上。

 

合格率は年度によってばらつきがありますが

1級でいうと50%前後をいったりきたり。

 

少ないと40%前後の年もあれば70%代の年もありました。

 

過去問をやっているだけでは合格が難しくなってきた流れがあるそうですよ。

 

ただ、うちの会社でいうと受験者には特別に試験対策授業が行われるので、

社内での合格率は90%以上を誇ります。

その時期にはみっちり勉強、実技をさせられますww

 

でもそのおかげで私も無事に合格できました。

 

 

ということで今回は葬祭ディレクターに関して書いてみました。

いかがでしたでしょうか?

なじみのない資格でしょうが、こんな資格もあるのかという参考になれば幸いです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。