エニア+ヒプノ+αで豊かな未来を創造しよう@新潟

自己肯定感が低かったあの頃。エニアグラムやヒプノセラピーを通じて大きく変わりました。豊かな未来へ向かって爆進中です。

エニアグラムタイプ2の統合

今回はエニアグラム的に統合するとどうなっていくか見てみたいと思います。

統合にはそれぞれ動きが決まっています。
エニアグラムの図を見ると矢印が書いてあるのですが、
その矢印の方向が統合の方向になっています。

3→6→9→3・・・
1→7→5→8→2→4→1・・・

の方向に成長してくのです。

今日はタイプ2の統合についてです。


【タイプ2の統合】

「タイプ2はタイプ4に向かう。」

タイプ2は自然に人の気持ちに焦点を合わせるため、
人のニーズや痛み、状態に同調します。

まるでアンテナを立てているかのように、
周りの人の状態の微妙な変化も鋭敏な感受性で受け取ることができます。



タイプ2が統合するとタイプ4に向かいますが、
このときはこの感受性が
自分自身の気持ちや内面の状態にまで広がるのです。


普段のタイプ2は他の人に完全に矢印が向いているので
自分の気持ちなどは二の次になっていますが、
タイプ4に向かうことで自分自身にも矢印が向きます。

ただ、この自分自身へ感受性が向かうことは、
自分の気持ちに従って行動すればいいかというと必ずしもそういうことではありません。


行動化するというよりは、
人に対して怒りの感情やフラストレーションを感じていることに気づき、
その気持ちを感じることのほうが大切です。
怒りの感情をすぐさま爆発させることは解決にはならないのです。



統合に向かうタイプ2は、
密かなニーズや憎悪など、どんな感情でも自分が感じる「気持ち」
になじんでいくことができ、落ち着いていきます。

すると、自分のニーズや恐れがでてきたときには、
それを表現する必要があるという認識を持ち、
自分へのケアの方法を考えることができるようになります。


自己表現、
例えば音楽、美術、踊りなどを行ってみたり、
日記をつけることだけでもタイプ2にはとても意味があります。


ただ、タイプ2が統合に向かって
自分自身のことをもっと知ろうとするとき、
超自我が「自分のために時間を使うなんてわがままだ」
というメッセージで攻撃しきます。



このとき、タイプ2は
超自我の声と真の自分自身の内なる導きを区別できるようになると、
本当の自分に寄り添うことができるようになります。




ただ、タイプ2が通常の段階のタイプ4の資質を真似しようとしても、
あまり意味はありません。

感情が変化しやすく、
自己陶酔にふけったところで
真の自己認識を高めることにはほとんど役立ちません。

ロマンチックな空想に耽り、
人に対しての期待が大きい
タイプ4の傾向を真似するだけでは、
「人にもっと近づきたい」という
タイプ2のニーズを悪化させるだけになってしまいます。



タイプ2は
超自我からの
「わがままであってはならない」
というしがらみを取り払い、
自分自身を本当にケアするということを学ぶことで、
健全なタイプ4のような
自己認識や自己開示、創造性が自ずと開花していきます。



人への温かい気遣いが大得意なタイプ2.
その気遣いが自分にまで及ぶことが統合への道です。

自分を大切にすること。

自分をおろそかにしがちなタイプ2にはとても大切なことですね。

それでは今日はここまで。
ここまで読んでいただきありがとうございました。