職場でのエニアグラム:タイプ6の傾向
エニアグラムはすべての人は
9つの性格タイプに分かれるというものです。
大きくは9つのタイプなのですが、
実際には左右どちらかのタイプに寄っていて
(ウイングといいます)
その強弱によっても変わりますし、
同じタイプの中でも健全度によっても印象が変わります。
なので、9つとはいっても
もっと大きな枠で上下左右に人の性格をとらえることで、
その人のことを理解しやすくなります。
さて、今回は職場でのエニアグラムに関して書いていきます。
会社組織という場では様々な人たちが関わっていて、
そのタイプも様々です。
あの人はなぜいつもああなんだろう・・・
なんでこれに気づいてくれないの・・・
様々な不満もわきあがってきます。
でも、タイプの特性がわかっていると
それぞれの行動原理が理解でき、
無駄な摩擦も避けることができるようになります。
【タイプ6の傾向】
良い面:
信頼できる人には忠実。
指示してくれる人には誠実でいる。
味方には感謝を忘れない。
自分が属する集団を守る。
悪い面:
他人を厳しい目で見定める。
相手の動機に疑問を示し、怪しげな意図があるのではないかと疑うので、
相手は反対尋問を受けているような気になる。
良くも悪くもある面:
口に出さない疑念があるので、矛盾した言動を見せることがある。
ひとたび疑念にとりつかれると、周囲の見方がまるで変ってしまう。
安定時(9の肯定的な面へ):
誉め言葉を受け入れたり、良い結果が出ると信じたり、
疑念を持たずに予定を変えたりできるようになる。
ストレス時(3の否定的な面へ):
目の前の仕事に集中するが、心の中は恐怖でいっぱいになっている。
向く仕事:
明確な権威がいて、問題点のはっきりしている環境。
誠実さが尊重され、厳しい質問をすることが求められる仕事が向く。
大学の研究者、会計監査、調査関係の仕事など。
向かない仕事:
方向性があいまいだったり、主流派に有利に働く環境。
多くの根回しが必要な職場。
6を必要とする仕事:
検察官、経理責任者、企画を起こす部署や、従順な部下がいる部署の責任者。
ということで、今回はタイプ6の職場での傾向について書いてみました。
日本人で一番多いとも言われているタイプ6.
いかにも真面目なサラリーマンという印象なのがタイプ6です。
真面目で、人に対して忠実で、誠実な仕事ぶり。
それなりにコミュニケーションも得意で、
相手にいい印象を与えることが来ます。
基本的にはしっかり仕事をしますが、
プレゼンの前などは実はものすごく心配になります。
もし失敗したらどうしよう・・・
余計な心配に襲われてしまうのがタイプ6.
プレゼン前日はドキドキして眠れないなんてことも。
そして、そのドキドキに対しての対処法として、
どんな質問が来ても大丈夫なようにものすごく準備します。
頭の中でシミュレーションをしてみて、
こう言われたらこのことを伝えよう、
とたくさんの質問とその回答を考えます。
そうしてやっと自信を持ってプレゼンに臨むことができます。
事前の準備にものすごく執念を燃やすのがタイプ6の特徴です。
かくいう私もそう。
ウイングがタイプ6なのですが、
お客様に営業の電話をかける際には、
思い切ってとりあえず電話していけばいいのに、
こういう風に言われたらこう切り返そう、
この質問を受けるかもしれないからこの情報は調べておこう、
などとにかく用意周到に準備準備。
時間をかけて情報が集まってから、
やっと重い腰をあげます。
そもそも心配性で、どうしても悪い想定をしがちなんです。
だからこそ、悪い方向に行かないように
できるだけの準備をしてから臨もうとします。
そうしないと心配だから!
一回の電話に対して準備時間のほうが長かったなんてことけっこうありました。
「とりあえずやってみる」
ということが苦手かもしれませんね。
それでは今日はここまで。
ここまで読んでいただきありがとうございました。