エニアグラムは人生の財産である
エニアグラムを学んでいくと、その奥深さに脱帽してしまいます。
他の心理学や占いとはやっぱり違う。
では、エニアグラムとはというところを改めて今回は書いてみようと思います。
【エニアグラムとは】
CIA、SONY、Apple、TOYOTAなど多くの大企業にも採用されている究極の心理学です。
その起源は実際の証拠は見つかっていませんが、古代ギリシアから伝わる宇宙の原理とも言われています。
エニアはギリシャ語で数字の「9」、グラムは「図」の意味。
この世に存在するすべての人間は大きく分けて9つのタイプに分けられるというもの。
【エニアグラムの特徴】
エニアグラムはほかの心理学とも比較されることも多いですが、違うところはその人をタイプという箱に入れて終わりではないというところ。
先ほど人間は9つのタイプにわけられると書きましたが、9つにわけて終わりではありません。
実際には9つだけにわかれるのではなく、9つの中でも上下左右に大きな含みを持たせつつ、複合的にその人の気質、性格、人格特性、行動原理などを理解することができるのです。
さらに各タイプによってどのように成長していくのかその道筋も見せてくれるとても懐の深い、まるで宝の地図とも言える素晴らしい学問と言えます。
1.本能・感情・思考のバランス
人間は本能・感情・思考が備わっています。
その中のどれがメインとなっているかによってあらわれてくる性格が変わります。
どれが自分のエンジンなのか理解しておくと行動原理も見えてきます。
ちなみにwikipediaでは
●本能とは
動物(人間を含む)が生まれつき持っていると想定されている、ある行動へと駆り立てる性質のこと。
●感情とは
ヒトなどの動物が物事やヒトなどに対して抱く気持ちのこと。
●思考とは
考えや思いを巡らせる行為であり、結論を導き出すなど何かしら一定の状態に達しようととする過程において、筋道や方法など模索する精神の活動である。
とあります。
・本能は生命維持活動のために生まれつき備わっている性質で、爬虫類が持っているのは本能だけです。
・感情は普段感じるうれしい、悲しい、怒り、驚きなどの気持ちのことで、本能+感情をもっているのは哺乳類になります。
・思考はまさしく考えること、理性ともいえますがそれが備わっているのはそう、人間だけです。
この3つのものは人間には必ず備わっていますが、どれがメインなのかは人によって違います。
エニアグラムではこの3つのどれがメインなのかによってグループ分けをしています。
タイプごとのグループ分け
タイプ1.8.9→本能グループ
タイプ2.3.4→感情グループ
タイプ5.6.7→思考グループ
まずはこのような3つのグループに分けられた上で、さらにそれぞれ3つに分かれて全部で9つのタイプに分けられます。
2.ウイングの違い
9つのタイプのうち1つのタイプがエンジンとなりますが、必ずそのタイプの左右どちらかのタイプに性格が寄ります。
どちらかに寄ることを「ウイング」といいます。
サブタイプとでもいいましょうか。
ウイングの強さは人によって違います。
あくまでウイングはサブなのでメインタイプを超えることはなく、50%以上の割合にはなりません。
例えば、私はメインのタイプが6で、ウイングはタイプ5になっています。
ただし、だいぶウイングの5が強いです。
メインもサブもどちらも思考グループなので、かなり思考に偏った人ですww
いつも頭で考え事をしています。
3.健全度の違い
同じタイプの人がすべて同じ性格かと言えばそれは違います。
同じタイプの中でもその人の状態によって表れてくる性格は変わります。
その人の心の状態を健全度で見ていきます。
健全とは(コトバンクより)
身心が正常に働き、健康であること。
考え方や行動が偏らず調和がとれていること。
物事が正常に機能して、しっかりした状態にあること。
とあり、まさしくその意味の通り。
健全であればあるほど、そのタイプの特に長所面が正常に機能し、調和がとれていて、正常に機能するでしょうし、不健全になればなるほど短所が際立ち、落ちていくイメージです。
成長する過程においては成長=健全度が高くなるとも言えます。
4.統合と分裂
それぞれのタイプで健全度が上がりに上がってMAXまでいくと、さらに次のタイプに向かいます。
そして、その向かった先のタイプのいいところも自分の中に取り入れることができます。
これを「統合」と言います。
レベルアップしたようなイメージです。
ドラクエで言うと魔法使いから賢者になる感じww
逆に健全度が下がりに下がって最低ラインを越えてしまうと、別の方向に進んで別のタイプの悪い部分も取り入れることになってどんどん落ちていきます。
これを「分裂」と言います。
ひたすらレベルダウンしていくようなイメージです。
それぞれタイプによって進み方は決まっていて、一定の法則に基づいて上がる方向、下がる方向がエニアグラムの図の上に矢印で表現されています。
統合・分裂でタイプ間を動きはしますが、基本的なタイプは一生変わりません。
そして、一度統合したら終わりではなく、また健全度が下がれば前のタイプに戻りますし、一つ先のタイプだけでなくその先にもどんどん統合していけます。
これらの知識を持ちつつ、各タイプの特性を学ぶことでまずは自分のことが丸わかりになります。
さらに家族、他の人間関係も相手のタイプを知ることで大きく変わります。
私自身もエニアグラムに出会ってからかなり大きく変わりました。
自己理解することで、自己受容につながります。
以前は本当に自分に自信もなく、自分を好きになれなかった私ですが、今はそのままの自分を認め、愛することができるようになりました。
そして、毎日不安だらけで暗く見えていた世界から不安が消え、世界が明るくなりました。
エニアグラムに出会えてよかったと心から思っています。
もし私なんて・・・とかマイナス感情にとらわれている人がいるとしたら、ぜひエニアグラムを知って自分を理解してほしいです。
自分を知ることで自分を好きになることができます。
自分を認めてあげることができます。
一番自分を分かってあげられるのは自分自身です。
自分を愛する一歩踏み出してみませんか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。